【2020年以降】SEOアフィリエイトの今後と戦い方「戦略の変更が必要」

この記事ではSEOアフィリエイトの今後と、その戦い方について私なりの見解を書いてきます。
もう何年も前から「アフィリエイトはオワコン 」と言われていますが、その風潮は近年ますます強さを増しています。
それもそのはず「Googleの検索結果」を舞台としたSEOでは、とてつもない数のアップデートが起こっています。
目まぐるしいSEOのルール変更に、多くのアフィリエイターやブロガーがついていけなくなっています。
それはそうですよね。
一生懸命作ってようやく一位になったサイトが、「突然アップデートで次の日には圏外に・・・」なんてことが日常茶飯時で起きるんです。
やめたくもなります。
ではもう今からSEOでアフィリエイトするのは無理なのか・・・
ポジショントークに聞こえるかもしれませんが、私はそんなことは全く思いません。
考え方と戦い方を変えていく必要があるのかなと思っています。
今回はその辺のことを詳しく話していこうかなと思います。
SEOについて分からない方はこちらを開いて見てみてください。
[open title=’SEOってなに?’]
SEOとはSearch Engine Optimizationの頭文字を取ったものです。
すごく分かりやすく言うと Googleの検索結果の上位に表示させるようにするための施策のことです。
2016年の時点で1億84万人がインターネットを使っていると言われており、そしてそのほとんどが Googleの検索エンジンを利用している。
その Google の検索エンジンで自分のサイトを目立つ場所に表示させれば、どれだけ多くの集客が見込めるかは、想像に容易いでしょう。
このように検索エンジンから集客するために、SEO対策を施してアフィリエイトするスタイルを「SEOアフィリエイト」と言います。
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2020年現在のアフィリエイト業界の現状
現在のアフィリエイト…特にSEOアフィリエイトにおいては、Googleのアップデート(上位表示のためのルール変更)が頻繁に行われています。
さらに言うとそのアップデート内容も、個人が検索結果の上位を取るには、ルールがどんどん厳しくなってきています。
アップデートが頻発している
2017年12月に行われた健康アップデートを皮切りに、大規模なアップデートが近年頻発しています。
Googleが検索結果の上位に表示するための根本基準を大きく変えるコアアルゴリズムアップデートもすでに何回も実施されています。
- 2019年6月
- 2019年9月
- 2020年1月
そしてつい最近2020年5月5日にも行われました。
今回のアップデートは「過去最大の変動があった」と海外のSEO ニュースサイトなどでも言われており、その影響の大きさは計り知れません。
重要な指標が変わった!?
「それでアフィリエイターにどんな影響があるの?」
ということですが、これは結構影響あります。
今回のアップデートを機に、アフィリエイトから撤退する人も多く見られました。
特に個人でアフィリエイトをしている人にとっては状況が不利になってきたんですね。
今までは、極端なことを言うと良いコンテンツさえ作っていれば、個人サイトやブログでも上位表示できていました。
ですが、Googleにとって大事な指標が別のものに移りつつあります。
「何が書いてあるか」ではなく「誰が言っているか」ここの重要度がアップデートのたびに高まってきている印象です。
「権威性」というやつですね。
ペットに関するサイトで検索結果の上位を取りたいと思った場合。
次のどちらの人物が書いた記事が信じられますか?
- 最近犬を飼い始めたばかりの大学生
- 獣医さん
これは圧倒的に後者ではないでしょうか?
どちらがいい記事か?ではなく「どちらに権威があるか?」と言うことです。
見る人によっては、最近犬を飼い始めた大学生のブログが面白いかもしれませんが、Googleはそこを重要視していないと言うことです。
「こうなると何が起こるか?」ということですが、公式サイトやたくさんの経費をかけて作った大型メディアだけが上位表示することになります。
実際に検索してみてください。
稼げるジャンルのジャンルキーワードや、ビッグキーワードなどは、ほとんど公式サイトか企業のサイトで埋まっているはずです。
個人のブログやアフィリエイトサイトは見かけることすらなくなりました。
稼げなくなったのか?
ではもう個人でアフィリエイトやブログをしても、稼げなくなったのか?
これは大きく首を横に振らせていただきます。
稼げなくなったのではなく、稼げる金額が変わったというのが正しい表現だと思います。
以前は全く無名の個人でも、月1000万円以上稼ぐ人もたくさんいました。
月に7桁稼ぐぐらいであればゴロゴロいたでしょうね。
そういうビッグドリームがなくなった
というのであればその通りだと思います。
ですが、アフィリエイトに参入する人は、最初はほとんど副業だと思いますが、いくらぐらいが目標金額なのでしょうか?
実際に副業を始める人が目標としている収入は5万円から10万円がほとんどだと言われています。
画像引用元;https://profuku.com/magazine/research/2/
この金額すらもアフィリエイトで稼ぐことはもうできないのか?
月に30万〜50万位であれば、正直余裕なんじゃないかなと思います。
ましてや5万円から10万円程度であれば、やり方を考えれば初心者でも稼げるのではないでしょうか。
ただし今まで通りの一辺倒のやり方を少し考えなくてはいけません。
今後のアフィリエイトに対する考え方と戦い方
アフィリエイト広告を貼ったメディアで収益をあげるのであれば、集客力が高く、無料でできるSEOが王道でしたが、割合を考える時が来たのではないかと思っています。
SEOは割合の問題
「SEOが終わればアフィリエイトも終わる」こんな風潮がありますが、私はそんなことないと思っています。
あくまでもSEO、、、 つまり「検索結果から集客する」というのはひとつのルートでしかありません。
大きなメディアであればなおさらですが、SEO集客の割合は調整することができます。
事実私のオフィシャルブログも、今回のアップデートを受けて順位変動し、検索結果からのアクセスは減りました。
じゃあ売り上げは?
と言われると、下がるどころかアフィリエイト広告からの売上は増えています。
私のブログは、集客ルートがSEOだけではありません。
他からのアクセス流入がありますから、仮にSEOの順位が変動したとしても、そんなに慌てることはないと思っています。
SEOで戦う方法
ですがまだアフィリエイトをはじめたばかりの人が、様々な集客ルートを確保するのはなかなか難しいことだと思います。
そう考えると無料で、かつ仕組みのシンプルなSEOはまだまだ魅力があるのかなと思うんですね。
ですが前述したように、儲かるキーワードは、公式サイトや企業のサイトで埋め尽くされています。
ではどうすれば良いのか?
- 小規模サイトで攻める
- ロングテールで上位を狙う
こちらですね。
一つ一つ説明していきます。
①小規模サイト
SEOからの集客のみで行くのであれば、ビッグキーワードで上位表示を狙っても、今は非常にコスパが悪いです。
高いコンテンツクオリティを保つために、とてつもない経費をかけなくてはいけません。
ビックキーワードで上位表示を狙う場合はサイトの規模感も大きくなりますから時間も労力もとてもかかります。
それに対して小規模サイトで目標とするのは、競合のあまり強くない小さなキーワードになります。
キーワードについてよくわからない方は、こちらを学習してみてください。
実際にそのような小さなキーワードはGoogleのアップデートの対象外にされていることも多いようです。
面目上は「検索結果の清浄化」なのかもしれませんが、Googleという会社は広告で収益を上げている企業ですので、 たくさん売り上げの上がるキーワード(ビッグキーワードなど)は、 定期的にシャッフルしアフィリエイトサイトを排除しているのかもしれません。
実際に5月5日のコアアップデートのあと、、、5月9日に作成したペラサイトは短期間で上位表示し作成から19日で報酬が上がりました。
ちょっと実験的にペラサイトをいくつか作っていまして5/9に作った1サイトで報酬が発生です
19日で収益化ですね
上位3位が公式で今4位の価格系KW
他のペラも着々と順位を上げておりすぐに収益化となるでしょう
コツがあるので受講生にはサイト公開しZOOMでレッスンします
他のサイトも公開します pic.twitter.com/mxVAZMMXN2
— KYOKO@副業の学校代表 (@KYOKO_Affiliate) May 29, 2020
副業の学校サイトアフィリエイト講座 では、アフィリエイトの仕組みを根本から理解するために初めはペラサイトから始めますが、受講生はどんどん初報酬を出して行っています。
ペラサイトの事が分からない方はこちらの記事をご覧ください。
複雑なSEOやサイト作成の仕組みを最小単位まで噛み砕いたアフィリエイトスタイルなので初心者さんには圧倒的に理解しやすい上、今の現状とマッチしているのでしょう。
もちろん一つのサイトで稼げる金額は少額ですが、サイト作成の労力も非常に低いです。
ですから複数のサイトを作ることで、リスクヘッジしつつキャッシュポイントを増やしていくことができます。
今は強めのキーワードで上位表示を狙うより、弱いキーワードで複数攻略することの方が戦略的には合っているのではないでしょうか。
②ロングテールで上位を狙う
ペラサイトなどの小規模サイト意外にも、大きなメディアにはたくさんのメリットがあります。
- 記事数が多いのでアクセスの入り口がたくさんある
- 媒体のパワーが強くなる
- 他プラットフォームとの掛け合わせができる
こんな感じですね。
今までは複数の記事の団体戦で一つの大きなキーワードを取りに行くのが大型サイトの戦略でした。
しかし最近では「ビックキーワードを取ることだけが全てではないな」とやはり思います。
そうしなくても売上は上がるからです。
大きなサイトには集客記事と収益化記事の2種類があります。
収益化記事は、いわばキラーコンテンツです。
ここに誘導することによって売上が立つクロージングの場所です。
本当であればこの収益化記事で狙っているキーワードで上位表示できればいいわけです。
ですが前述したように「売上に直結する」と一目で分かるようなキーワードは上位表示するのが難しくなってきています。
ですがロングテールキーワードやスモールキーワードでは、アクセス数こそ少ないですが、ここはまだまだSEOで上位表示する見込みがあります。
少ないアクセス数でも、そのような記事がたくさんあったらどうでしょう?
媒体の中で収益化記事へ変遷させることができるのではないでしょうか。
私のオフィシャルブログでも、上位表示していない収益化記事からかなりの件数の売り上げが上がっています。
大きな媒体の中の弱いキーワードでアクセスを集め、 本来上位表示したかった強いキーワードにアクセスを集める。
小規模サイト以外でなら、 こちらの戦略がおすすめかなと思います。
アフィリエイトの基礎基本についてはこちらの記事にまとめてあります。
単体スキルでは弱い
サイトなりブログなりのメディア運営について、 究極に目指すべきところはそのジャンルの権威になることでしょう。
ありがたいことに私のブログに来てくれるユーザーさんはこのようなキーワードで検索してきてくれています。
- 「KYOKO アフィリエイト」
- 「KYOKO 副業」
- 「KYOKO ブログ」
こういうのを指名検索というのですが、このように検索されると、どんな時でも探してもらえます。
たとえアップデートがあって、記事の順位が落とされたとしても、それでも私を探してブログにユーザーさんがやってきてくれます。
これをブログだけで行うのはなかなか難しく時間もかかりますが、他の媒体を掛け合わせることで時間の短縮と威力がアップすると思っています。
実際に私もブログだけではなく、YouTubeや Twitter、InstagramなどのSNS もやっています。
- SEO だけできる
- SNS だけできる
- デザインだけできる
- YouTube だけできる
- 動画編集だけできる
今はこのような単品のスキルよりも、マルチに磨かれた人が強いと思います。
- ブログとツイッターでブランディングしている
- デザインに関するSEO サイトを運営して情報発信している
- 自分で YouTube を撮って自分で動画編集ができる
- 動画編集の情報を SNS やブログで情報発信している
そしてSNSを使いながらメディアを運営している場合は、そのソーシャルシグナルがSEOに好影響を与えることも分かっているんですね。
インターネットの世界は日々移り変わります。
- SEOの世界では何ヶ月かに1回のペースで大きなルール変更があります。
- SNSの世界では先月まで有名だったような人がいなくなったりしています。
- デザインや動画の概念も時代の変化とともに変わってきています。
何か一つに依存するのではなく、インターネットの世界で様々なことができるようになることで、掛け合わせさやリスクヘッジができるのは大きな安心材料にもなるんですね。